【腰痛】寝る時も気になるお尻のにぶい痛み
江東区東陽町在住 40代男性 会社員
ご来院までの経緯
コロナになってからリモートワークが続き、座っている時間がとても長くなった。
座ってしばらくすると腰、お尻、ふとももまで鈍い痛みが出てしまい、寝ようと思ってベッドで横になっても鈍い痛みが続いて気になる。
今まで何度かぎっくり腰も繰り返していて、今回もこのままにしておくと危ないような気がする。
リモートワークになって出勤がなくなったため外に全く出ない日もあって体を動かす時間が極端に減ってしまった。
考えられる原因
検査、施術を行い下記の原因が考えられました。
①長時間の座り仕事による、筋肉疲労の蓄積
リモートワークのため座っている時間が以前より圧倒的に増えてしまい、腰周辺筋肉の負担がたまりやすい生活になっています。
腰周辺の筋肉は座っているだけでも使われ続けます。
さらに座り方が悪かったりすると、お尻の筋肉を中心により多くの負担をかけてしまいます。
疲労がたまった筋肉は、ある程度までなら寝れば回復してくれます。
しかし、疲労のたまり具合が強くなると寝ても回復しないばかりか、負担の少ない寝ている体勢になっても気になる違和感が続いてしまいます。
②運動不足
リモートワークが増えたことにより体の不調が増えたと訴えられる方は多くいらっしゃいます。
今回の患者さんもコロナ前までは、毎日出勤のため30分程歩いていたのですが、リモートワークが増えてから外に出るのが1週間のうち2回~3回というほどまで減ってしまったようです。
筋肉というのは動かしてあげないと血流も悪くなり硬くなりやすいという性質があります。
運動量が極端に少ないと筋肉性の痛みの原因として大きく関係してきます。
施術経過
症状の辛さを感じているのは腰周辺から足にかけてですが、お体を確認すると首、肩の筋肉もとても硬い状態になっていました。
負担のかかる長時間のデスクワークが重なっていることと、普段体を動かしていないことで全身の血流が悪くなっていることが考えられます。
全身の血流が悪くなると体の様々なところで筋肉が硬くなってしまいます。
施術として初回は腰周辺の筋肉をゆるめることを中心におこないました。
2回目以降は首、肩も含めて全身の筋肉の緊張を和らげ血流を上げていくように施術を行いました。
初回の施術で夜寝るときに感じるお尻の鈍い痛みは改善してきました。
5回目の施術のときは夜寝るときに感じるお尻の痛みはなくなり、日中座っているときに強く感じていた腰の痛みも大幅に改善しました。
施術者コメント
コロナ渦でリモートワークが増えた結果、体調が悪くなってしまったという方は多く来院されます。
長時間デスクワークを行い、仕事が終わるとスマホやテレビを見続ける。
このような生活が続いてしまう方も多いのですが、これでは体に悪い影響が出てもおかしくありません。
出勤しないと最低限の運動量も減ってしまいます。
出勤しない分、好きに使える時間が増えると思うのですが、その時間の一部でも運動や体操に使ってあげたほうが体にとって確実に良いです。
今回の患者さんには施術だけではなく、意識的に散歩や家で体操を行う時間を確保してもらうことでお体の状態を改善させることができました。