【腰痛、坐骨神経痛】腰から足にかけて常に強い痛みが出る
江東区東陽在住 40代男性 会社員
来院までの経緯
2ヶ月前から腰が痛くなってきた。
ほっておけばよくなるかと思ったが、むしろ痛みが強くなって、足のほうまで痛い。
病院に行ったら坐骨神経痛と言われて痛み止めの薬を出された。
最近では毎日痛み止めを1日2回飲んでいる。
痛み止めがきれると痛みが出てくる。
座っても横になっても痛い。
考えられる原因
①ゴルフによる腰への負担
2ヶ月程前にゴルフをしていたときから腰に違和感を感じ、
その後、腰の痛みが出てくるようになったようです。
②ヘルニアによる坐骨神経痛
検査をしたところ、足のシビレの出方からしてヘルニアの可能性が高いと判断しました。
また、患者さんは過去にもヘルニアを経験しています。
ゴルフによって腰椎の椎間板に負担がかかってしまい、ヘルニアを再発させた可能性が高いと考えられました。
③間違ったセルフケア
患者さんは腰の痛みが気になってから腰を伸ばしたほうが良いと思い、前屈を頑張って行っていたようです。
しかし、ヘルニアの場合腰を前に屈めるという行為は症状を悪化させることに繋がります。
なぜなら、ヘルニアのというのは椎間板の中にある髄核というものが椎間板の後方から出てしまい、椎間板の後方にある脊髄神経を刺激して痛みが出てしまう、というものです。
そのため、腰を前屈みにすることで椎間板の後方に圧力がかかってしまい、さらに髄核が飛び出ていまうということに繋がってしまうからです。
施術経過
ヘルニアの場合、整体で施術をしても飛び出ているヘルニア自体をなくすことはできません。
しかし、ヘルニアの症状で困っている方の多くがヘルニア自体の痛みだけではなく、ヘルニア周辺の腰の筋肉がヘルニアによる痛みに反応して硬くなることで強い痛みに発展してしまっています。
人によっては病院でヘルニアと診断を受けても、腰周辺の筋肉をしっかり緩めることで痛みを感じなくなる方もいらっしゃいます。
ただ、ヘルニアにる痛みを抱えている方の多くはヘルニア自体による痛みと筋肉による痛みの混合です。
そのため、当院で行う施術は痛みに関係する筋肉を丁寧に緩めていくのと同時に、ヘルニアが順調に改善するよう生活習慣の指導を行います。
今回の患者さんは施術を2、3回行うことで来院当初にあった痛みは3割程になり、痛み止めを服用する回数もかなり減りました。
また、ヘルニアが悪化しないように姿勢、体操の指導を行い、しっかり意識して生活をするようにお願いしました。
その後、痛みは多少の波がありながら改善していき、8回目の来院時ではほとんど気にならない程度まで落ちつきました。
施術者コメント
今回の患者さんはヘルニア自体の痛みと筋肉による痛みが混合して強い痛みに繋がっていました。
また、来院される前にご自分で良かれと思って行っていたストレッチにより悪化させてしまった可能性が高かったという特徴があります。
シビレの症状がある場合、シビレの原因によって対処法が変わってくるので、しっかり調べてからセルフケアを行うか、早めに治療院で確認してもらったほうが良いと思います。