【股関節の痛み】病院で変形性股関節症と診断された股関節の痛み
江東区木場在住 50代女性 会社員
ご来院までの経緯
以前から長時間歩いたり、長時間座った後立ち上がって歩くと股関節に痛みを感じることがあった。
1ヵ月程前から股関節の痛みが出やすくなり、痛みがひかない。
病院にいってレントゲンを撮ったら股関節の溝が浅くなってきていると言われた。
考えられる原因
①変形性股関節症の影響による股関節の痛み
今回の患者さんは股関節の痛みが気になって病院に行ったところ、お医者さんから股関節の溝が浅いと指摘されています。
手術をするほどではまだないとのことですが、溝が浅いことが痛みの原因として考えられます。
股関節の溝が浅いことによって痛みを訴える患者さんは女性に圧倒的に多く、幼少期や体の使い方に原因があります。
②変形性股関節症の影響からくる筋肉の痛み
変形性股関節症がある場合、股関節の骨がこすれたり、ぶつかったりすることによって痛みに繋がるのですが、それだけではなく、周辺の筋肉が影響を受けて痛みを増すケースが多くあります。
③変形性股関節症を進めてしまう立ち方、歩き方
変形性股関節症は股関節に負荷がかかる立ち方や歩き方によって、進行が変わってきます。
股関節に問題がある女性患者さんの多くは内股が強く、反り腰だったりします。
内股、反り腰のまま生活していると股関節に対しての負担は大きくなり痛みに繋がりやすくなってしまいます。
施術経過
施術をするのに股関節周辺の筋肉を確認すると、硬く動きが悪くなっている筋肉が多く存在しました。
硬くなった筋肉はそれだけで痛みを悪化する原因になるため、筋肉の状態を確認しながら繰り返しゆるめていきました。
また、股関節に負担のかかる立ち方、歩き方を改善してもらうことで、股関節の痛みにつながることをできるだけ避けるようにしてもらいました。
経過として3回程の施術で痛みの強さが下がってきて、6回程の施術の出る回数が減ってきました。 8回程施術をすると日常生活ではほぼ痛みを気にしないでよい状態まで改善しました。
施術者コメント
今回の患者さんは病院で変形性股関節症の指摘を受けていましたが、変形性股関節症の状態が軽かったため、周辺の筋肉を改善させることで痛みの軽減をかなりはかることできました。
ただし、当院では重度の変形性股関節症をお持ちの方がご来院された場合は、手術も視野にいれて対応させてもらっています。
状態をヒアリングや検査、施術でしっかり確認して、場合によっては股関節の専門病院での受診をオススメさせて頂いております。
手術を嫌がっている患者さんは多く、私としてもできるだけ手術をしなくても満足度の高い日常生活を送れるようになるように施術を行い、できるセルフケアをお伝えしております。
しかし、状況によっては勇気をもって手術をして頂いたほうが、その後の生活が良くなるケースもあるため目の前の患者さんにとって何が良いかを考えて対応しております。