【頭痛】マッサージに行っても治らない緊張性頭痛
江東区東陽町在住 20代女性 会社員
ご来院までの経緯
もともと肩こりがひどくマッサージに10年間通っていた。
マッサージを受けると肩が軽くなり頭痛が楽になるので毎月マッサージに通っていた。
忙しくて半年ほどマッサージに行けない時期が出てしまいまい、忙しさが落ち着きようやくマッサージを受けたのですが以前のように頭痛が消えなくなってきた。
仕事を始めて夕方ごろになると左側に頭痛が出てくる、頭が痛くても一瞬も気を抜けない仕事なので本当につらい、こんなにボロボロなのは初めて。
考えられる原因
検査、施術を行い下記の原因が考えられました。
①首と頭の間の筋肉が硬くなってしまっている。
頭痛の原因のほとんどは首の筋肉が硬くなっていることが原因です。
今回の患者さんも首の筋肉の硬さを確認したところ左側の首と頭の境目の筋肉が硬くなっていました。
頭痛の場所は目の周りですが、首の筋肉が硬くなることで目の周りに痛みがでてしまうことがあります。
②猫背で首の筋肉に負担をかけている
お仕事でパソコンを使う際に、ディスプレイが縦に二台設置されていて
上のモニターを見上げるような姿勢をとることが多いとのことでした。
普段の座り姿勢を再現してもらうと背中は大きく丸まり、頭を前に突き出したような姿勢になっていました。
そのような状態でお仕事をされていたので前に出た頭を支えるために首の筋肉が緊張して硬くなっていました。
施術経過
施術は頭と首の間の硬さを取ることから始めました。
首と頭の間を押すといつも痛い目の周りに痛みが出ていました。
これはトリガーポイントと言って筋肉が硬くなりすぎると硬くなった場所以外に痛みやしびれを飛ばすことがあります。
今回は首と頭の間の筋肉にトリガーポイントができていました。
施術を初めて3回目で首の筋肉はかなり緩み、頭痛は出なくなりました。
仕事中は一瞬も気を抜けずストレッチや体操をする時間が取れないので朝と夜に体操をお伝えしました。
また、良い姿勢をとり首への負担を減らしてあげられるように座り方の指導も行いました。
今では頭痛も全くでなくなり最初のボロボロが嘘のようだと喜んでいただけました。
施術者コメント
今回の頭痛の原因は首と頭の間の筋肉でした。
以前に通っていたマッサージでも首が硬いと頭痛が出ると言われ首を沢山揉んでもらったようです。
その際には首と頭の間の筋肉をしっかり押せていなかったのかもしれません。
頭と首の間の筋肉は小さく、とても押しにくい場所にあるので施術は難しいです。
しかし今回は首と頭の間の筋肉を細かく探り、硬い部分を見つけ
しっかり緩めることができたので患者さんの頭痛は改善することができました。