【肩こり】頭痛をともなう肩こり

folder頭痛首こり肩こり

江東区東陽在住 30代女性 会社員 

ご来院までの経緯

学生時代から慢性的な肩こり。

仕事の繁忙期、睡眠不足や月経周期、天候や気圧の変化に伴って肩こりと頭痛が悪化。

連動して、寝付きの悪さ、気持ち悪さなどもあり。

市販の頭痛薬を常に持ち歩いている状態。

過去に頭痛外来を受診していたこともあるが、症状の改善が見られないと薬を増量、強化されることが続き、胃腸の不調が発生したため中止。

3ヵ月前から仕事を休まざるを得ないような頭痛が増え、日常生活に支障が出ることが続いてしまった。

頭痛薬を毎日飲み続けることに対して、心身ともに不安があり、他の手段を検討。

整体は初めてだったが、肩こりの悩みで整体院を利用している同僚から話を聞いて、ダメ元で来院。

考えられる原因

①姿勢の悪さ

パソコン作業時にアゴを前に出して肩をすぼめ、背中を丸めるような姿勢を長時間続けることが日常となってしまっていたため、かなりクセが強くなってしまっていた。

背筋を伸ばして座っていること自体が苦痛でできない状態。

作業中にパソコンの画面やデスクに前傾姿勢で近づくのがクセとなっていた。

 ②スマホを見る習慣

就寝前にベッドの中で好きな動画などの視聴をしながら寝落ちする、というのが習慣になっていた。

日中もスマホを見ながら食事をするなど、とにかくスマホが手放せない状態。

スマホを見るためにうつむく時間も長く、頸や肩まわりの負担がかなり強くなっていた。

眼精疲労も日常的に感じていたが、目薬でしのいでいた。

施術経過

姿勢の悪さを自覚してもらうところから始めていきました。

骨格模型を使って、悪い姿勢をとっていると体にどのような負担がかかり頭痛や肩こりを引き起こしてしまうのかを説明しました。

肩甲骨と頸にかけての筋肉をゆるめることで血流の改善をうながし、本来の姿勢が取りやすい状態を目指していきました。

お仕事中でもできるような体操やストレッチを、続けてもらうようご提案しました。

 スマホの使用に関して「つい見てしまう」という状態だったので、とりあえず就寝前の使用を控えるところから始めました。

字幕付きの動画等もスマホ画面で見る習慣だったので、もっと画面の大きいタブレットを使用するなど眼の負担を減らす工夫を心がけていただきました。

 習慣を変えるむずかしさはありましたが、ご本人の「薬を減らしたい」という気持ちと努力で少しずつ症状が減っていきました。

4回目には、薬を飲まずに過ごせる日があった、とのご報告をいただきました。

肩こりの辛さも減ってきて、10回目には一週間まったく薬を飲まずに済んだ、とのことでした。

パソコン作業中の姿勢も意識できるようになって、長時間の業務も集中して取り組めるようになりました。

施術者コメント

日常的になにげなくおこなっていることが筋肉の緊張を増長させたり、神経を過敏にさせたり、というのが肩こりや頭痛を悪化させる原因になっていたようでした。