バドミントンで痛む肩。原因と対策を徹底解説
バドミントンは近年日本人選手の活躍もあり人気が上がってきているスポーツの一つです。
バドミントンは激しいスポーツですがレベルに応じた楽しみ方ができるスポーツで学生からご年配の方まで幅広く楽しむことができます。
しかし、バドミントンは特に肩に対して負担を与えやすいスポーツなため肩の痛みに悩まされる方も多くいらっしゃいます。
肩や膝など関節は一度痛めてしまうと中々痛みがひきにくくなってしまい。無理して続けることで悪化させてしまうことがあります。
今回はバドミントンで起こる肩の痛みの原因と対策まで解説していきますので、興味のある方は最後までご確認ください。
バドミントンで肩が痛くなる原因
バドミントンで肩が痛い場合の多くは筋肉、靱帯、腱といった組織で炎症が発生しています。
特にスマッシュやクリアといったショットを繰り返しおこなっていると筋肉、靱帯、腱が繰り返しこすれてしまい炎症につながってしまいます。
※肩の痛みがとても強い、安静にしてても痛い、熱感がある。
このような場合は炎症だけでなく組織が断裂している場合も考えられのでまずは病院を受診するようにして下さい。
バドミントンで肩の組織がこすれて炎症になる原因
次にバドミントンで肩を痛めてしまう原因について解説します。
不適切なフォーム
バドミントンのスイング動作を正しく行わないと肩を痛めることに繋がります。
バドミントンのスイングでクリアやスマッシュといたスイングは特に全身を使って力を抜いておこなうう必要があります。
全身をうまく使えず、カラダ、肩に力が入ったままスイングを繰り返し行うと筋肉、靱帯、腱と言った組織をこすりやすく、負担も肩に集中しやすくなるため炎症に繋がってしまいます。
カラダの力を抜いて全身を適切に使ってスイングすることによって、負担を分散させ、摩擦を抑えることができます。
頻度の高い練習や試合
練習や試合の頻度が高いと肩の痛みに繋がりやすくなります。
クリアやスマッシュは正しいフォームであっても肩にかかる負担をゼロにすることはできません。
練習や試合頻度が上がることで肩を痛めるリスクも上がってしまいます。
例えば野球であればピッチャーは連続で投げることはほとんどしません。
肩に疲労が溜まってしまい痛めることに繋がってしまうからです。
バドミントンも肩を休ませてあげる時間をつくることが大切です。
肩に違和感を感じた段階で練習、試合頻度を調整しましょう。
巻き肩
肩が前のほうに巻き込んでいると肩甲骨、肩関節を動かしにくくなります。
巻き肩の状態で肩を大きく動かすと筋肉、靱帯、腱をこすりやすくなり炎症のリスクが高まります。
肩を巻き込んだ状態で手を上げたときと、胸を張って肩を後ろに引いた状態で手を上げるのでは上げやすさが違うはずです。
バドミントンによる肩の痛みの対策
正しいフォームを身につける
バドミントンの正しいフォームを身につけるためにコーチや経験者から教えてもらうようにしましょう。
できれば肩の痛みを経験したことのある人、もしくは肩の痛みが出ないように意識してプレイしている人からアドバイスをもらえるとよいでしょう。
正しいフォームを身につけ、手打ちではなく、カラダ全体をうまく使って余計な力ができるだけ入らないプレイを目指しましょう。
練習頻度の調整
どのぐらいの頻度が適切なのかは個人差がかなりあります。
バドミントンの経験年数、レベル、運動経験があるかによって適切な練習頻度が変わります。
その中でも特に注意が必要なのが過去にバドミントンの経験があって、しばらくブランクがあってから再開する人です。
昔の動きは以外と頭では覚えています。久しぶりにバドミントンを再開して昔のイメージで頑張り過ぎると肩の痛めてしまう可能性が高まります。
また、30代以上になるとどうしても年齢とともにカラダの組織は柔軟性が低下して回復力も下がり怪我のリスクが上がります。
楽しんで趣味としてバドミントンをするのであれば週2日程を練習の目安にしてあげるとよいでしょう。
また、肩の痛み、違和感を感じたら早めに休ませてあげたり、整体などに行ってカラダを整えてあげるのがオススメです。
巻き肩の改善
肩が前に巻き込んでいると肩を痛めるリスクが高まります。
普段から良い姿勢を意識して巻き肩にならないようにしましょう。
最近ではスマホを長時間見続けてることで巻き肩がカラダに定着してしまうケースが増えています。
スマホを見ているときにあまり肩が巻き込んだ状態にならないよう気を付けることも大切です。
もうすでに強い巻き肩になってしまっている場合は整体で整えてもらうのがオススメです。
巻き肩の原因は肩だけの問題ではなく、骨盤やカラダの重心といった肩以外の原因が関係してる場合が多いです。プロにみてもらい自分のカラダの癖をしって正しくケアすることでバドミントンのプレイにも良い影響が期待できます。
まとめ
バドミントンの上達を目指し、長く楽しむためには肩のケアはとても大切です。
肩関節は状態が悪化してしてしまうと改善に時間がかかりますし、不快な痛みが出やすい状態が続いてしまいます。
より良いパフォーマンスを発揮するために肩に負担を溜め続けないようにしましょう。