【肩こり】肩こりが悪化して指先までの痛み、違和感
江東区北砂在住 40代男性 会社員
ご来院までの経緯
経理業務に20年近く携わっている。
残業が当たり前で、平日にパソコンに向かう時間は10時間を超える。
数字を扱う仕事なので、眼精疲労にともなう肩こりは以前より感じていた。
年末の処理に追われていた時期に、右腕に違和感を覚える。
年明けて仕事初めで忙殺され、さらに違和感が強まって指先までシビレのような痛みを感じるように。
仕事中も気になって、パソコン作業を中断せざるを得ないことが増えてきた。
整形外科でレントゲンを撮るも異常なし、「パソコン作業を控えるように」とのアドバイスと痛み止めの処方に終わる。
忙しくなる年度末を控えて、一日も早く違和感を無くしたい！と考えて来院に至った。
考えられる原因
①マウス操作の負担
違和感が強くなるタイミングをうかがうと、パソコン作業中のマウス操作が続くときに顕著とのことでした。
右肩から腕にかけて確認したところ、とくに肘から下が内側に捻じれるような強いクセがついていました。
右腕を外側へ捻じる動作、右手を遠くに伸ばす動作で痛みを感じていました。
②座り姿勢
眼精疲労に伴い、パソコンの画面の見えにくさを感じると前傾姿勢をとって画面に近づく、といった場面が増えていたようでした。
背中を丸めて、肩が本来の位置より前に巻き込むような姿勢が通常となってしまっていました。
筋肉の緊張によって肩関節を通る血管や神経の流れが阻害され、シビレのような痛みが生じてしまっていたようです。
施術経過
肩から腕にかけての筋肉が本来の状態に戻るよう、硬くなっている部分をゆるめていきました。
肩が後ろに引きやすくなるよう肩甲骨についている筋肉をゆるめて、マウス操作に関連する腕の筋肉も併せてゆるめることで、動作にともなう負担を減らしていきました。
パソコン作業中の姿勢も意識してもらうよう努力していただいて、とくに肩甲骨の位置に気をつけるべくポイントをお伝えしました。
初回の施術後に違和感と動かしたときの痛みが少し減った気がする、とのことでした。
４回目で痛みはほぼなくなり、違和感が気になる頻度もかなり減ってきました。
８回目で違和感もおさまり、気にせずパソコン作業に集中できるようになった、とのことでした。
姿勢を意識してもらうことと肩甲骨の体操を継続してもらうことで、年度末の繁忙期も無事に乗り切ることができました。
施術者コメント
同じお仕事に長く携わっていると、効率のために反復動作のようなクセが強くなることがあります。
そのために同じ筋肉を集中して酷使することになってしまいます。
この患者さんはパソコン作業中のフォームや動作が固定されていて、酷使された筋肉がガチガチにかたまってしまっていました。
筋肉が本来の柔軟性を取り戻すことで、使いやすさの向上と血流の回復により、お悩みの解消につながったと考えられます。
