気になる腰痛、病院と整体ではどっちに行くべき？
「腰が痛くてどこかで診てもらいたい。」
でも、
「どこに行ったら良いか分からない。」
このように迷われる方が結構いらっしゃいます。
病院に行ったら良いの？整体に行ったら良いの？
今回は、腰痛になってどこかで診てもらいたいけどどこに行けば良いか分からない、という方に向けてどのように選べばよいか紹介していきます。
【結論】腰痛の状態によって判断する
病院に行くべきか、整体に行くべきか結論からお伝えします。
判断の仕方は腰痛の状態によって判断します。
整体と病院ではそれぞれできることと、できないこと、やらないことがあります。
それぞれの特徴があるのでまず病院の特徴と整体の特徴を把握しましょう。
特徴を把握した上で自分の腰痛の状態によってどこに行くかを決めましょう。
病院の特徴
画像検査をしてくれる
腰痛で病院に行った場合、整形外科で受診をすることになります。
整形外科の特徴はなんといっても画像検査をしてくれることです。
レントゲン、ＣＴ、ＭＲＩなどといった機械を使って腰の状態を確認してくれます。
整形外科に行ってお医者さんに「腰が痛い」と伝えるとまずはレントゲンを撮ることが多いです。
レントゲンを撮って、問診をしたうえで必要に応じてＣＴやＭＲＩで詳細な検査を行うことになります。
画像検査をすることで骨や神経の状態を確認してくれます。
手術ができる
問診、検査を行った結果、必要に応じて整形外科では手術を行います。
病院でやらないこと
病院の特徴は画像検査をしてくれること。手術をしてくれることです。
ただ、腰痛で病院に行って手術になるという方はごく一部ですし、手術の前にできることは数多くあります。
しかし、病院では検査と手術の間でやってくれることは少なく、ほとんどの場合が湿布や痛み止めを使って様子を見るということになります。
また、画像検査をした結果、骨や神経に問題がなければ整形外科では特にやることはないケースが多く、この場合も湿布や痛み止めで様子をみることになります。
整体の特徴
筋肉が原因の腰痛を改善できる
整体にも様々なやり方があって、一概に言うことはできないのですが、多くの整体では腰痛に対して筋肉をゆるめることで改善させるということを目指します。
腰痛の多くは筋肉が関係している場合が多いのですが、レントゲンやＣＴ、ＭＲＩで検査をしても分かりません。
そのため病院では特にやることはなく痛み止めや薬を飲んで様子を見て下さいということになります。
腰痛の原因を確認してくれる
整体ではまずカウンセリングと検査を行い、なぜ患者さんに腰痛が起こっているのか確認します。その確認した結果をもとに説明をして施術を行っていきます。
また、原因に対して効果的な体操やストレッチ、姿勢、日常生活での注意点などを教えてくれます。
整体でできないこと
整体でできないことは画像検査と手術です。
整体では最初にカウンセリングや検査を行い、腰痛の原因を探るので骨や神経に問題がないか確認を行います。
ただ、骨や神経に問題がある場合、正確に確認できるのは整形外科で行う画像検査になります。
病院？整体？
では、この後具体的にどのような症状の場合病院に行くべきなのか、または整体に行くべきなのかを説明していきます。
病院に行くべき腰痛
症状が重い場合はまず病院で診てもらうべきます。
ここで言う重いとは
- 腰が激痛
- 足のほうまで痛みやしびれが強い
- 足の感覚がない
- 腰が痛くてまともに歩けない
- 腰が痛くて眠れない
このような状態です。
場合によっては早目の手術が必要になる場合や、腰ではなく他の病気が原因も場合もあるので病院でまずは診てもらうようにしましょう。
病院がおススメな腰痛
病院で検査してみると良い腰痛は、簡単に言うと骨や神経に問題がある腰痛です。
では、骨や神経に問題がある腰痛かどうかはどのように判断すれば良いのでしょうか。
分かりやすい特徴とすると足にシビレや痛み、感覚異常があるかどうかです。
・椎間板ヘルニアによって神経を刺激して足に痛みやシビレがでる。
・脊柱管狭窄症で骨が神経を刺激して足に痛みやシビレが出る。
このような症状が代表的なものです。
ただし、足に痛みやシビレがあっても原因が骨や神経ではなく、筋肉の場合もあります。
慢性腰痛の延長で筋肉が原因の場合、整体に行ったほうが良いのですが、判断が難しいと思いましたら一度病院で検査をしておくと良いと思います。
整体がおススメの腰痛
整体がおススメの腰痛は主に慢性的な腰痛です。
- 前から腰が痛かったけど最近酷くなってきた
- 以前から腰が痛くなったり、良くなったりを繰り返している
このような場合は整体に行かれるのをおススメします。
補足：ぎっくり腰の場合
ぎっくり腰の場合について補足しておきます。
ぎっくり腰とは急に強い痛みが出てきた腰痛だと思って下さい。
ぎっくり腰は筋肉や靭帯が炎症を起こして急に強い痛みを出す場合が多いのですが、急性ヘルニアによって強い痛みが突如起こる場合もあります。
強い腰の痛みだけでなく、足に痛みやシビレ、感覚異常がありましたら病院を受診しましょう。
足のほうに痛みやシビレがないけど痛みが強い場合は炎症が起こっている可能性が高いです。
一人で歩くのも困難な場合は1日～2日は安静にしておくのがおススメです。
一人で動けるようであれば、病院でも整体院どちらでも良いと思います。
もし、湿布や痛み止めがとりあえず欲しい場合は病院がおススメです。
まとめ
腰痛を診てもらいたいと思って病院、整体、どっちに行けばよいか迷いましたら自分の腰痛の状態で判断するようにしましょう。
その判断をするために病院と整体の特徴を知っておくようにしましょう。
そうは言っても判断できない場合は、病院や整体に電話やメール、ラインを使って相談してみるのも良いでしょう。
