【肩こり】肩こりからくる腕のシビレ

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江東区東陽町在住 40代女性 会社員  

ご来院までの経緯

10年以上続く慢性的な肩こり。

3週間前から腕にシビレがでるようになってきた。

病院でレントゲンを撮ったがとくに問題はなかった。

仕事をしていると肩こりが辛くなってきて、腕のシビレも気になってくる。

考えられる原因

①トリガーポイントによる腕のシビレ

肩こりが悪化して腕にシビレが出るようになってしまい、ご来院される患者さんは多くいらっしゃいます。

ここでまず注意をしないといけないのが、腕にシビレがある場合そのシビレの原因がなんなのかということです。

腕にシビレが出る場合の原因は大きく分けると2つです。

筋肉が原因なのか、骨が原因なのか。

筋肉が原因の場合はトリガーポイントというものが関係してきます。

トリガーポイントとは筋肉の硬さが強くなってしまったものです。

その特徴は、硬くなってしまった筋肉の場所だけではなく、他のところに痛みやシビレを飛ばすといことがあげられます。

骨が原因の場合は、ヘルニアや骨の変形からくる狭窄症といったものがあげられます。

飛び出てしまった椎間板が神経を圧迫したり、変形した背骨によって神経が圧迫され痛みやシビレを発生させます。

腕に生じている痛みの原因は筋肉なのか、骨なのか問診、検査をして確認していきました。

今回の患者さんは病院に行って骨の異常はないという診断を受けていたので、最初の段階から筋肉性のものではないか、という推測ができました。

他にも検査を行い筋肉からくるトリガーポイントが原因の可能性が高いと判断しました。

②首が前に出やすい姿勢

今回のシビレに繋がる直接の原因はトリガーポイントの可能性が高いと問診の段階で判断しましたが、そのトリガーポイントができてしまった原因は別にあります。

今回の患者さんで気になったのは、姿勢です。

横から確認すると、首が前に出ているのが強く、肩が上がっている状態でした。

首が前に出ていると体の軸から頭が離れてしまい、頭の重さを支える負担が首や肩にかかりやすくなってしまいます。

その負担によりトリガーポイントを作りやすくしてしまいます。

施術経過

施術を行うとき斜角筋という筋肉を押すと腕にシビレが出ました。

押してあげることで気になる症状が再現されたのであれば、その押された場所のトリガーポイントが痛みやシビレの原因になっている可能性が高くなります。

施術では斜角筋をしっかりゆるめ、斜角筋に関係する筋肉も一緒に緩めていきました。

施術をした後は姿勢指導を行いました。

4回程施術を行うと腕のシビレはほぼ感じなくなりました。

その後は後範囲に渡って肩こりによる硬さがあったので、同じようなトリガーポイントが再発しないように筋肉の緊張をゆるめていきました。

施術者コメント

今回の患者さんは、斜角筋にトリガーポイントができることによって腕にシビレが発生していました。

斜角筋という筋肉は首が前にいくことによって縮んだ状態になり、その縮んだ状態が長期間続くことによってトリガーポイントが作られます。

肩周辺の筋肉が硬くなる原因は様々ですが、多くは姿勢が関係しています。

肩こり、首こり、頭痛、腕のシビレが気になる方はまず姿勢を良くするのがオススメです。