整体院と整骨院の違いは何？お悩みに合わせた選び方も解説します。
肩こりや腰痛、足首の捻挫など日々の生活で起こる体の不調。
体の不調が起こったとき「整体院と整骨院。どちらに行けばいいの？」と迷う方は多くいらっしゃると思います。
整体院と整骨院はそれぞれ特徴があって施術内容も変わってきます。
今回はその違いと実際に行ってみようと思ったときにお店を選ぶポイントも解説していきます。
整体院と整骨院の違い
整体院について
対象としているお悩み
整体院で対象としている主なお悩みは慢性的な肩こりや腰痛です。
施術方法としては硬くなった筋肉をゆるめたり、体の歪みを整えることで気になる症状の改善を目指します。
整体院が扱っているお悩みは幅広く、慢性的な肩こり、腰痛、ヘルニアや脊柱管狭窄症、自律神経系の問題から小顔やO脚矯正など美容のお悩みを扱っているお店もあります。
整体院で扱っているメニュー、得意なことはお店によって違うので行く前にホームページなどで良く確認しておくことが大切です。
整体院に必要な資格
整体院を開業するのに必要な資格はありません。
理由として整体院とはそもそも民間療法で日本では古くから存在するもので、戦後に発展していったものだからです。
そのため、整体の民間資格を持っている人から、カイロプラクティック、オステオパシーなどの資格を持っている人、社内研修で勉強した人など様々です。
最近では柔道整復師や理学療法士といった資格を持っている人も整体院をおこなっています。
健康保健について
整体院で保健がきくのかということが気になる方も多いのですが保健は適用されません。
理由として保健は骨折や捻挫など怪我を対象としているからです。
整骨院について
対象としているお悩み
整骨院が対象としているのは怪我です。骨折や捻挫、脱臼、打撲などが対象となります。
整骨院に必要な資格
整骨院をおこなうには柔道整復師という資格が必要です。柔道整復師とは骨折や捻挫、脱臼、打撲といった怪我を診る専門家です。
健康保健について
整骨院では保健が使えます。
但し保健が認めらるのは骨折や捻挫といった怪我が対象になります。
肩こりや腰痛は保健の対象外となりますので注意して下さい。
整体院、整骨院を選ぶポイント
ここからは実際にどのように整体院、接骨院を選べばよいかを解説していきます。
自分の気になっている悩みを確認する
まずは自分が気になっている悩みを確認しましょう。
怪我が気になるのであれば整骨院です。
但し、骨折の疑いがある場合はレントゲンを撮って検査をしたほうがいいので整形外科を受診するようにしましょう。
怪我ではない慢性的な肩こりや腰痛であれば整体院です。
ただし、ここが分かり難いところですが大抵の整骨院でも慢性的な肩こりや腰痛を診てくれます。その場合、通常は保健適用ではなく自費による施術になるので注意しましょう。
ネット検索やSNSでお店を探しましょう
自分が気になるお悩みを確認したら、良さそうと思える店舗をネット検索、SNSなどを活用して探しましょう。
合わせて自分が気になっているお悩みに対応するメニューがあるか確認しましょう。
その他にも店の雰囲気や施術者、施術料金、施術内容、口コミなどを確認して行くお店を決めましょう。
まとめ
行ったことがない人にとって整体院と整骨院では何が違うのか分かり難いと思いますが、簡単にまとめると「怪我なら整骨院」「その他であれば整体院」というふうに考えましょう。
また、保健適用がきくのは整骨院です。
但し、保健がきくのは怪我です。
肩こりや腰痛などの慢性的な症状は保健の適用外です。
自分のお悩みに合わせて最適なお店を探してみて下さい。
